日本、4戦全勝で連覇!上野、余裕の9K完投

[ 2013年7月8日 06:00 ]

20年夏季五輪の正式競技復帰を願うメンバー

 ソフトボールの東アジアカップ最終日は7日、岐阜県揖斐川町で行われ、日本は同じく無敗の大学日本代表と対戦。2回に島崎望(ホンダ)の適時打で挙げた1点を先発の上野由岐子(ルネサスエレクトロニクス高崎)が守り抜き4戦全勝とし、大会連覇を決めた。9奪三振で完投した上野は大会MVPも受賞。大会終了後には全参加チームで20年夏季五輪の正式競技復活へ向けた活動を誓い合った。

 この日82球目の「最後だけこん身だった」ドロップで9個目の三振を奪って試合終了。国内規格の反発係数の高いバットを使った相手を完封した上野は「日の丸を背負って戦う重みを若い選手たちにも知ってほしかった」と優勝にホッとした表情を浮かべた。

 初日から先発し、登板のなかった2日目は代打で登場。観客だけでなくインターネット中継で競技の魅力を伝えた。「20年五輪を見据えた若いチーム」を育てるために、この日は大学生相手に3安打させて“練習環境”を演出。その上で代表として負けられない戦いの意味も教えた。8日からは北米遠征。今代表で最年長30歳の大黒柱は「20年五輪を(現役で)狙っていないわけじゃないけど、まずは自分がいるうちに伝えられることは伝えたい」と七夕に願いと思いを込めた。

 日 本(4勝)
 010 000 0―1
 000 000 0―0
大学日本代表(2勝1敗)
 (日)上野―峰
 (大)泉、長谷川―清原

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2013年7月8日のニュース