松山に力強いサポート イチローらと同じオークリーとアイウエア契約

[ 2013年6月25日 06:00 ]

オークリーとアイウエア契約を結び笑顔を見せる松山

 男子ゴルフで賞金ランク1位を走る松山英樹(21=東北福祉大)が24日、都内で会見に臨みサングラスで知られるオークリージャパンとアイウエア契約を締結したと発表した。

 年間1250万円(推定)の4年契約。同社は米大リーグ・ヤンキースのイチロー(39)や米女子ツアー9勝の宮里藍(27=サントリー)とも契約。米ツアー進出を熱望する怪物が力強いサポートを受けてゴルフ界のイチローを目指す。

スポットライトに照らされた壇上に紺色のスーツでビシッと決めた松山が姿を見せた。

 「プロになって最初にオークリーさんと契約させていただき本当にうれしい」と笑顔で語った。21歳の怪物が「格好いい」と評する憧れのブランドは、イチローや宮里藍らとも契約。プロ転向から3カ月足らずで、世界のトップアスリートと肩を並べた。米ツアー進出を目指す男は「一流のプロゴルファーになりたい」と力強く宣言した。

 初めての契約は“商売道具”のクラブではなく、異例のサングラスだった。だが、松山にとっては欠かすことのできないギアだ。明徳義塾高3年の海外遠征時に強い紫外線を浴びたこともあり、視力は1・5から0・2に低下した。

 「サングラスをしておけば良かった」と大学1年からの同社の製品を愛用。現在はコンタクトレンズを装着してサングラスをかけている。「自分は目が良くないので強力なサポート。(ゴルフでは)状況判断がしやすくなる」と効果に期待した。ライバルの石川遼(21)はスワンズ(山本光学)とサングラス使用の契約を結んでおり、それに対抗する形ともなった。

 先週の日本ツアー選手権では風邪でへんとうを腫らしながらも、最終日に追い上げて7位。体調も快方に向かっており、会見後には岡山へ移動。27日開幕のミズノオープン(岡山・JFE瀬戸内海GC)が契約後、初めての試合となる。レンズには座右の銘である「一生懸命」の文字が刻印される。「メジャー制覇という目標に向かって一生懸命頑張るだけ」。サングラス越しに世界を見据えた。

 ≪米ツアーに4戦連続出場計画≫同席した東北福祉大の阿部靖彦監督は松山の米ツアー4戦連続出場プランを明かした。7月18日開幕の全英オープン終了後は帰国せず直接米国入りする予定。出場に向けて交渉中のRBCカナダオープン(7月25~28日、カナダ・オンタリオ州)とウィンダム選手権(8月15~18日、米ノースカロライナ州)の参戦が決まれば、現在、48位の世界ランクをキープすれば出場できるブリヂストン招待(8月1~4日、オハイオ)と全米プロ選手権(8月8~11日、ニューヨーク)を合わせて4連戦となる。

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2013年6月25日のニュース