蒼国来「新たな喜び湧く」 2年半ぶり土俵復帰にジーン

[ 2013年6月24日 18:02 ]

しこ名が2年半ぶりに復活した番付を手にする蒼国来

 大相撲八百長問題に絡む地位確認訴訟で解雇無効判決を勝ち取った蒼国来(29)=本名恩和図布新、中国内モンゴル自治区出身、荒汐部屋=が24日、愛知県一宮市の荒汐部屋で記者会見し、西前頭15枚目に自らのしこ名が載った名古屋場所(7月7日初日・愛知県体育館)の番付に「わくわくしてきた。新たな喜びが湧いてきた気がした」と目を細めた。

 一昨年の初場所を最後に土俵から遠ざかり、約2年半ぶりの土俵復帰となる。一宮市の部屋宿舎は解雇された後にも稽古に参加したことがある思い出の地。「その時は相撲に出られない気持ちでさみしかった。今回は出られるので何よりうれしい」と感慨に浸った。

 5月の夏場所後は十両以上の関取衆とはスケジュールが合わずに、稽古ができなかったという。ブランクについては「今の全ての力を出すような相撲を取っていきたい」と語った。師匠の荒汐親方(元小結大豊)は「負けてもいいから館内を沸かすように、帰ってきたことをアピールして思い切って相撲を取れと言いたい」とハッパを掛けた。

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2013年6月24日のニュース