「蒼国来」2年半ぶり番付に復活 綱獲りの大関稀勢が東正位

[ 2013年6月24日 09:20 ]

発表された番付を手にする大関稀勢の里

 日本相撲協会は24日、大相撲名古屋場所(7月7日初日・愛知県体育館)の新番付を発表し、夏場所で13勝2敗の成績を収め、初の綱とりに挑む大関稀勢の里が4場所連続で東の正位に座った。

 2011年の八百長問題で相撲協会から解雇処分を受けながら、地位確認訴訟で勝訴した蒼国来が、処分前と同じ西前頭15枚目で番付に復帰した。4月に解雇を取り消された蒼国来は2年前の初場所以来14場所ぶりの本場所出場となる。

 2場所連続全勝優勝中の東横綱白鵬が外国出身者で単独最多となる26度目の優勝を目指す。西横綱は日馬富士。他の大関陣は鶴竜が東、琴奨菊と琴欧洲が西となった。

 妙義龍は4場所ぶりに関脇へ復帰して東に就いた。先場所負け越した豪栄道が東から西の関脇に回り、8場所連続在位で昭和以降5位タイの長さ。小結は東が3場所ぶりに戻った松鳳山、西は時天空で昭和以降2位のスロー復帰となる35場所ぶりの三役返り咲き。

 新入幕は徳勝龍だけで、近大出身として8人目の幕内となった。琴勇輝、玉鷲、玉飛鳥が幕内に復帰した。アフリカ大陸から初の力士でエジプト出身の大砂嵐、昨年のアマチュア横綱の遠藤のほか、青狼と琴弥山が新十両で、芳東が再十両だった。

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2013年6月24日のニュース