室伏が世界選手権出場、五輪翌年は12年ぶり 連覇目指す

[ 2013年6月24日 06:00 ]

 男子ハンマー投げロンドン五輪銅メダルの室伏広治(38=ミズノ)が8月の世界選手権(ロシア・モスクワ)に出場する意向を固めたことが23日、分かった。

 11年大会で金メダルを獲得してワイルドカードで出場権を持っていた室伏は、今月の日本選手権で19連覇を達成。世界選手権については「コーチ、トレーナーと相談して、臨めるかどうか考えて取り組んでいきたい」と話していたが、ミズノ関係者がこの日「出ますよ」と明かした。

 室伏が五輪翌年の世界選手権に出場すれば、銀メダルを獲得した01年大会以来、12年ぶり。05、09年はコンディションが整わずに欠場。今年も微妙な情勢だったが、体調面などを総合的に判断して決断した。昨年のロンドン五輪以降は「ズールハーネ」というイスラム圏の古典的肉体鍛錬法を取り入れ、コンクリートで自作したこん棒を持ち上げるなどの特殊な練習で故障しない体をつくってきた。年齢による衰えに屈しない鉄人が、大会連覇に挑む。

続きを表示

2013年6月24日のニュース