体操協会、つり輪事故調査 34施設で買い替え必要

[ 2013年6月22日 22:34 ]

 体操男子のロンドン五輪代表、加藤凌平(順大)が大会中につり輪の破損事故で肩を負傷した問題を受けて安全確認を実施した結果、18日現在で27府県の34施設のつり輪に買い替えの必要があることが分かった。日本体操協会が22日の理事会で報告した。大半が10年以上前に購入したもので、2年とされる耐用年数を過ぎていた。今後も各地で調査を進める。

 つり輪で1台100万円近くするなど体操の器具は高額で、日本協会が買い替えを要望しても地方自治体が応じない可能性もある。日本協会の渡辺守成専務理事は「安く提供して定期的に交換できるようにしなければいけない」と指摘し、自身が理事を務める国際体操連盟に耐久力のある人工皮革の活用など対応策を提案する考えを示した。

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2013年6月22日のニュース