佳純 まさかの1回戦敗退…異質ペンホルダー使いに

[ 2013年6月22日 06:00 ]

女子シングルス1回戦 第6セットで渋い表情を見せる石川佳純

卓球荻村杯ジャパンオープン第3日

(6月21日 横浜文化体育館)
 女子シングルス1回戦で世界ランク9位の石川佳純(20=全農)がシャン・シャナオ(ドイツ)に2―4で敗退する波乱があった。福原愛(24=ANA)は4―1で勝利し2回戦進出。男子シングルスは丹羽孝希(18=明大)、水谷隼(24=ビーコン・ラボ)らが3回戦に進み、世界選手権パリ大会で8強入りした松平健太(22=早大)は2回戦で敗れた。

 石川がまさかの初戦敗退を喫した。相手はシンガポールから国籍変更し、ドイツ・リーグで実績がある。世界ランクは77位と低いが、これまで対戦経験の少ないタイプだった。第1ゲームは14―12と粘って先取。だが、ペンホルダーから繰り出される変化が読みにくい相手のサーブに対応できず、フォアの強打を浴び2―4で敗れた。

 「凡ミスで終わって、なんで負けたのかよく分からない。決勝に残りたいと思っていたので1回戦で負けるのは悔しい」。5月の世界選手権ではカット選手に敗れ、今回は世界的にも少ない異質のタイプに屈した。日本代表の村上監督は「緩急をつけて戦えなかった」と分析し、石川も「いろいろなタイプの選手に対応できるように練習したい」と話し、22日のダブルス2回戦に向け「優勝目指して頑張る」と前を向いた。

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2013年6月22日のニュース