キンクミ“変身”奪首 大好きヒョウ柄「超ミニ」でアゲアゲ

[ 2013年6月16日 06:00 ]

雨の中、13番でティーアップする金田久美子

サントリー・レディース第3日

(6月15日 兵庫県神戸市 六甲国際GC=6537ヤード、パー72)
 2打差の4位から出た金田久美子(23=ミュゼプラチナム)が、好調なパットを武器にノーボギーの69で回り、通算8アンダーの単独首位に浮上した。膝上28センチのミニスカートだけではなく、プレーでもギャラリーに存在感をアピールした。“ミセス初V”を狙う不動裕理(36=フリー)は、2日連続の60台となる68を出し2打差3位と逆転圏内につけた。

 苦しんだ日々がうそのようだ。「きょうはパットが入ってくれて、楽しくラウンドできました」。前日までは1メートルのパットすら外していた金田が、パットでよみがえった。1番で8メートルを沈めパーセーブすると、5番では5メートルのバーディーパットを決めた。最大の見せ場は11番パー3。10メートルの複雑なラインを読み切り計3バーディーを奪い、単独首位でホールアウトした。

 前週のヨネックスレディースでは予選落ちし「どんなゴルフになるんだろう」と不安を抱きながら今大会に臨んでいた。体は硬くなり、パットにも悪影響があったが、2日目終了後に練習グリーンで、調子が悪くなると目標よりも右に向く「悪い癖」をキャディーと相談しながら修正した。

 パットに光明を見いだして戻ったホテルでは、さらにテンションがアップする出来事があった。契約メーカーから届いた新着ウエアの中に「めっちゃ、好きなんです」というヒョウ柄のミニスカートがあったのだ。「(気分が)上がりました」とこの日の“衣装”を即決。長く引き締まった脚に似合う膝上28センチのマイクロミニをさっそうと着こなした。

 11年のフジサンケイレディースでツアー初優勝を飾ったが、昨年は12試合で予選落ち。2勝目を期して臨んだ今季、ようやく戦闘態勢が整った。父の日でもある最終日。帯同する父・弘吉さん(69)へ「プレゼントできたらいいですよね」としみじみと言った。最終日を単独首位で迎えるのは自身初。「守っちゃダメ。攻めの気持ちでプレーします」。衣装同様、攻めまくって2勝目をもぎとる。 

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