体操の田中理恵ら登場、英語でアピール 20年五輪招致プレゼン

[ 2013年6月15日 23:02 ]

2020年夏季五輪招致で東京のプレゼンテーションを行うため、各国オリンピック委員会連合総会に臨む田中理恵選手=15日、スイス・ローザンヌ

 2020年夏季五輪招致を目指す東京、イスタンブール、マドリードの3候補都市による2度目のプレゼンテーションが15日、スイスのローザンヌで開かれた各国オリンピック委員会連合(ANOC)総会で行われ、東京はロンドン五輪体操代表の田中理恵選手(26)=日体大教=が「東京での五輪は参加する選手を輝かせることを約束する」と身ぶりを交えて英語で明るくアピールした。

 プレゼンは各都市15分間で、招致委員会の竹田恒和理事長は、出席した各国・地域の五輪関係者らに「東京は安心して五輪を任せられる都市だ。東京は確実さを提供できる」と力強く訴えた。

 反政府デモが続くイスタンブールは、トルコ・オリンピック委員会のエルデネル会長が「(エルドアン首相とデモ隊の)対話を歓迎する。反対運動は収まりつつある」と述べた。マドリードはスペイン経済が深刻な危機にありながらも、競技施設の80%が完成して開催のリスクがないことなどを主張した。

 5月30日にはロシアでの国際スポーツ会議で最初のプレゼンが行われた。

 ▼竹田恒和理事長の話 みんな頑張ってくれたと思う。15分という短い時間だったので難しかった。(トルコの反政府デモは)他の都市のことは言えないが、早く解決してほしいと思う。

 ▼セルゲイ・ブブカ国際オリンピック委員会理事の話 東京は非常にプロフェッショナルで良かった。一生懸命な姿勢が見えた。トルコの反政府デモは国の発展にとってはいいステップだと思う。

 ▼バリー・メイスター国際オリンピック委員会委員の話 3都市はどれも良かった。東京は日本人らしくないほどパッションがあり、登壇者も若い選手、複数の外国語を話す女性、招致のリーダーとバランスが良かった。(共同)

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