エディーJAPAN、歴史的勝利!初めてウェールズ破る

[ 2013年6月15日 16:35 ]

<日本・ウェールズ>後半、突進する菊谷

 ラグビーのテストマッチ、日本代表―ウェールズ代表第2戦が15日、東京・秩父宮ラグビー場で行われ、日本代表が23―8で勝ち、13度目の対戦で初白星を挙げた。日本代表が欧州6カ国対抗出場チームを破るのは、1989年5月のスコットランド戦以来2度目で歴史的勝利となった。

 日本は五郎丸(ヤマハ発動機)の2度のPGで6―3とリードして折り返した。後半4分にトライを許したが、8分に連続攻撃からCTBウィング(神戸製鋼)がトライを決めて再逆転した。19分にはフランカー、ブロードハースト(リコー)のトライで突き放し、激しいタックルで反撃を食い止めた。

 8日のテストマッチ第1戦は18―22で惜敗し、その雪辱を果たした。2011年のワールドカップ4強のウェールズは今回、他の大会との兼ね合いで主力の多くがメンバーにいなかった。

 日本は元オーストラリア代表監督のエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチが就任して2シーズン目。昨秋の欧州遠征では初めて敵地で欧州のチームに勝利するなど、成長を続けた。

 ▼エディー・ジョーンズ日本代表ヘッドコーチの話 チームを誇りに思う。歴史を築いた。まだ世界トップ10への道のりは長いが、今やっている方向は間違っていない。

 ▼広瀬俊朗主将の話 すごい大観衆の中で試合ができて幸せ。(第1戦の)花園でも多くの人に集まってもらい、きょうは勝利で(感謝の)思いを返したかった。

 ▼大野均の話 相手が若手主体といっても、勝って新しい歴史をつくれてうれしい。スクラムは男と男の戦い。いいものを見せられたと思う。

 ▼福岡堅樹の話 本当にうれしいし、歴史的勝利に携わることができて光栄に思う。蒸し暑い天候で相手は嫌だっただろうし、日本には有利になった。

 ▼三上正貴の話 率直にうれしい。プロップとして、大事なところで勝ちにつながるプレーが出せた。自信にはなるが、まだまだ努力したい。

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