“ビッグ3”活躍!ヒート 2勝2敗のタイに

[ 2013年6月15日 06:00 ]

ダンクシュートを決めたヒートのウェイド

NBAファイナル第4戦

 ヒートがサンアントニオ(テキサス州)でスパーズを109―93で下して2勝2敗。年俸総額5227万ドル(約50億円)の“ビッグ3”が全得点の78%に相当する85点を叩き出し、36点差で敗れた第3戦の雪辱を果たした。今プレーオフでは一度も連敗を喫しておらず、ホーム・アドバンテージを敵地で奪還。今季のNBA王者は第6戦と第7戦が行われるマイアミで誕生することになった。

 ヒートは第1Q序盤で5―15。しかしゲームメーカーに徹していたジェームズがここから果敢に攻め始め、それに呼応してウェイドとボッシュが次々にシュートを決めていった。「この3人を“クリック”してしまうと、相手には厄介だろうね」とジェームズ。第4Qではチームの28点中、ビッグ3だけで25点。現代では主流のモーション・オフェンスを捨て、3人が個々で戦う原始的な戦法が功を奏した。

 「必要なときに結果を出せたのは大きい」と語ったウェイドは、右膝痛を抱えながら6スティールを記録するなど守備面でも健闘。ファイナルでは1勝3敗からの逆転はないだけに、V率0%という不吉なデータから逃れる貴重な白星にもなった。

 ≪ジェームズ通算得点 歴代9位に浮上≫ビッグ3全員が今ファイナルで最多得点をマーク。総得点に対する占有率(78%)は今プレーオフでは最高。ジェームズのプレーオフでの通算得点は3777。歴代11位から9位に浮上した。

 ▼スパーズ・ポポビッチ監督 相手を助けてやったような試合。そんな試合ではあの3人には立ち向かえない。(ターンオーバーを19回喫し23点を献上)

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2013年6月15日のニュース