投票1回目でレスリングが過半数の8票を獲得

[ 2013年5月31日 06:00 ]

2020年夏季五輪実施競技、最終候補決定

 IOC理事会は最初に8つの候補を3つに絞り込むことを決め、ロゲ会長を除く理事14人が投票したが、その回数は計11回にも及んだ。ラウンドごとに過半数を獲得する競技が出るまで、最下位または得票0の競技を除外していく方式。最初の候補を選ぶ第1ラウンドの1回目で、レスリングが過半数の8票を獲得した。

 野球・ソフトボールはローラースポーツ、ウエークボードとともに0票。そこから、大逆転した。1回目でレスリングが抜けたため、もう一度ゼロから始める第2ラウンドに進出。ここでも1回目で1票と危うく除外されそうになりながら巻き返し、最後は空手との決選投票を9―5で制した。6競技で争われた第3ラウンドはスカッシュが1回目の3位から票を伸ばし、3回目で過半数の8票を獲得。有力候補とみられた空手が1回目で1位の5票を得ながら2回目に最下位の2票に急降下し、落選する不可解な動きもあった。

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2013年5月31日のニュース