首相は9月のIOC総会出席を 自民の五輪招致本部要請へ

[ 2013年5月23日 20:29 ]

 自民党は23日、2020年の東京五輪招致に向けた推進本部の初会合を党本部で開いた。事務局長を務める萩生田光一・党総裁特別補佐は会合後、開催都市を決定するため9月にブエノスアイレスで開かれる国際オリンピック委員会(IOC)総会に安倍晋三首相の出席を要請する考えを示した。

 萩生田氏は記者団に「政府、党一体で招致活動に取り組む。首相にもブエノスアイレスに行ってもらい、最後まで東京のアピールをしたい」と述べた。

 会合では下村博文文部科学相が招致活動の現状について「楽観ができない」と指摘。招致委員会の関係者は、東京が治安や交通の面で高く評価されていると説明しつつ「なぜ東京がもう一度開催したいかという点で訴えが弱い」と強調した。

 出席議員からは、東京都の猪瀬直樹知事がライバルのイスタンブールを批判する趣旨の発言をした問題を踏まえ「謙虚にやるべきだ」との意見も出た。

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2013年5月23日のニュース