遼 今季最高10位でフィニッシュ

[ 2013年5月21日 06:00 ]

最終ラウンド、通算6アンダーで今季最高の10位に入った石川遼

HPバイロン・ネルソン選手権最終日

(5月19日 米テキサス州アービング TPCフォーシーズンズ=7166ヤード、パー70)
 32位から出た石川遼(21=CASIO)は、強風の中で1イーグル、5バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの67で回って通算6アンダーの274とし、今季自己最高の10位に入った。11年日本ツアー賞金王のベ・サンムン(26=韓国)が69をマークし、通算13アンダーで米ツアー初優勝を飾った。

 今季自己ベストに並ぶ67で回った石川は「ほぼ完璧なラウンドだった。(10点満点で)9点ぐらい」と声を弾ませた。

 スコアを2つ伸ばして迎えた9番、ティーショットを池に入れてダブルボギーを叩いた。しかしすぐに取り戻した。10番で3メートルを沈めてガッツポーズ。11番でもスコアを伸ばした。さらに16番パー5では残り128ヤードの第3打をカップに放り込んでイーグルを奪った。

 強風の中でも崩れなかった。「(ボギーの後)すぐにチャンスが来ると思っていた」と精神的な強さも示した。今季序盤は予選落ちが続いたが、4月のマスターズ以降は4試合連続で決勝ラウンドに進出。13試合を消化し「こっちとフィーリングが合ってきた」と手応えを感じている。

 かつて日本ツアーで戦ったベ・サンムンが優勝したことも刺激だ。「ベ・サンムンとの差は?」と聞かれ「もうちょっとだと思う」と力強く答えた。20日の全英オープン米国予選を経て、23日からはクラウンプラザ招待に出場する。「今のショットがあれば大きなトラブルにはならない」と自信を口にした。

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2013年5月21日のニュース