マツケン 自費で中国OP参加 リオでメダルへ積極的に海外修行

[ 2013年5月21日 06:00 ]

中国OPに参加する松平健太

 卓球の世界選手権男子シングルスでベスト8入りした松平健太(22=早大)が、3年後のリオデジャネイロ五輪でのメダル獲りに向けて多くの海外ツアーに出場する。

 男子日本代表の倉嶋監督によると、リオ五輪のシングルスに出場するには「世界ランク20位以内が必要」。松平健は世界ランク58位から30位以内への躍進が予想されるが、まだ出場圏内に届かない。そのため「ランクを上げるため(さまざまな大会で)格上に勝たないといけない。コツコツ準備していきたい」と積極的な海外進出の意向を示した。手始めが6月の中国オープンだ。日本協会は世界選手権出場メンバー以外を派遣するが、ここに自費で参加。08年北京五輪男子シングルス金メダルの馬(マ)琳(リン)(中国)を破った今大会に続き大物食いを狙う。

 大会最終日の20日は他の男子日本代表とともに男子シングルス決勝などを観戦した。今大会までの2年間は精神的に調子が上がらず不振だったこともあり、今後は生活面からのアプローチも見直していく。「自己管理が一番の課題。疲れたときも自己申告して休むことも必要」。万全を期してリオを目指す。

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2013年5月21日のニュース