錦織ストレート発進 クレーコートに手応え

[ 2013年5月15日 06:00 ]

男子シングルス1回戦 パオロ・ロレンツィと対戦する錦織圭

テニス イタリア国際

(5月13日 ローマ)
 13日の男子シングルス1回戦で、世界ランキング15位の第16シード、錦織圭(日清食品)が同64位のパオロ・ロレンツィ(イタリア)に6―2、6―4でストレート勝ちした。サービスゲームでブレークを許さず1時間半足らずで終わらせ、2回戦に進出した。

 コースを突いたサーブで主導権を握り、ストローク戦では何度も相手の逆を突いた。錦織は付け入る隙を与えない内容に「クレーコートで何をすればいいかが分かってきている」と納得した。クレーの大会は今季3戦目。経験を積むことで、球足が遅いコートで徐々に力が出せるようになってきた。それがマドリード・オープンで元世界1位のフェデラー(スイス)を破った金星につながった。第2セット終盤にはトレーナーを呼び、痛みを感じた右太腿裏のマッサージを受けた。ラリーが長くなるクレーで疲労がたまるが「今はより多くの試合をしたい」と手応えをさらに深めようとしている。

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2013年5月15日のニュース