松山 同組谷口に「負けたくないという気持ちある」

[ 2013年5月15日 06:00 ]

歴代優勝者の顔写真ボードの前で谷口徹(右)と握手する松山英樹

 国内男子ゴルフの今季メジャー初戦、日本プロ選手権日清カップヌードル杯は16日、千葉・総武CC総武Cで開幕する。予選ラウンドの組み合わせが14日、発表され、初出場の松山英樹(21=東北福祉大)は、前回大会優勝の谷口徹(45=フリー)、中日クラウンズ優勝の松村道央(29=吉野電化工業)と同組になった。谷口とは、アマチュアとしてツアー初優勝した11年以来の再戦。ベテランとルーキーの激突に注目が集まる。

 谷口と握手を交わした松山は「凄いメンバーだけど、気負いなく自分を見失わないようプレーしたい」と神妙に話した。アマでツアー初優勝した11年三井住友VISA太平洋マスターズ最終日以来の同組。その時は2打差の2位から68を出して逆転。単独首位で迎えた18番でイーグルを奪い谷口を突き放した。

 谷口は「引導を渡されないように気をつけないと。(松山の)パワーか(谷口の)堅いゴルフか。新旧交代させないように頑張る」とリベンジを期す。1Wの平均飛距離では松山の286・6ヤード(ランク20位)に対し270・31ヤード(同82位)と劣勢だが、譲るつもりは毛頭ない。一方の松山も負けてはいない。過去の日本プロで最も印象に残る場面に、昨年の最終日18番、谷口が16メートルのバーディーパットを30センチに寄せた場面を挙げるなど尊敬の対象だが、「成長したなと思われるようなプレーを見せたいし、負けたくないという気持ちもある」と言い切った。

 プロアマ戦ではショットが右に行く場面が目についた。「ドライバーは曲がるしパターは入らない」と本調子ではない。それでも優勝争いに絡んでくるのが怪物。何かをやってくれそうな雰囲気を漂わせている。

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2013年5月15日のニュース