永遠の目標だったフェデラー撃破!錦織「一番うれしい時かも」

[ 2013年5月10日 07:49 ]

フェデラーを破り8強に進出し、ガッツポーズの錦織

 9日に行われたテニスのマドリード・オープン男子シングルス3回戦で、第14シードの錦織圭(23=日清食品)が元世界ランキング1位で第2シードのロジャー・フェデラー(31=スイス)を6―4、1―6、6―2で撃破した。

 試合後、錦織は「永遠のゴール(目標)だったので、うれしい。小さいころから目指していた好きだった選手に勝てて、テニスをやっていて一番うれしい時かもしれない」と興奮気味に話した。

 錦織にとってフェデラーは憧れの存在だった。かつては同じマネジメント会社に所属し、ヒッティングパートナーを務めたこともある。初対戦だった11年11月のスイス室内決勝では、ストレート負けを喫していたが、約1年半ぶりの2度目の対戦となった今回、経験豊富な元王者を見事に打ち負かした。

 第1セットは第6ゲームでブレークに成功し、6―4で先取。第2セットはフェデラーに主導権を握られて落としたが、第3セットで再び息を吹き返した。ラリーでもフェデラーに負けじと多彩なショットで応戦。第4ゲームでブレークして競り勝ち、「第3セットは特にいいプレーができてよかった」と振り返った。

 苦手のクレーコートで挙げた大金星でベスト8に進出。大会初優勝、ツアー4勝目への期待も大きく膨らんできた。

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2013年5月10日のニュース