元琴光喜 「賭博関与を認めれば処分変更」と言われ…

[ 2013年5月10日 06:00 ]

 野球賭博に関与したとして10年7月に日本相撲協会を解雇された元大関・琴光喜の田宮啓司氏が処分を不服として、大関の地位確認を求めた訴訟の口頭弁論が9日、東京地裁で行われ、田宮氏本人が初めて証人として出廷。相撲協会側からは解雇を決定した当時に協会No・2の事業部長だった出羽海理事(元関脇・鷲羽山)が呼ばれた。

 田宮氏は問題発覚直後から協会に対して一貫して関与を否定してきたが、10年6月に当時理事長だった石山五郎氏(前武蔵川親方)から「関与を認めれば処分を厳重注意にする」という趣旨の言葉を掛けられ、それを覆したと主張。出羽海理事は「(5月の)理事会でやってませんと(うそを)言ったことの重要性、事の大きさを考えるとクビになってもしょうがないと思った」と話した。今後、双方が和解しなければ、今秋にも判決の見通し。

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2013年5月10日のニュース