桐生 9秒台は「これから」世界陸上「ボルト選手と走りたい」

[ 2013年5月5日 15:40 ]

男子100メートルで10秒40で3位の桐生祥秀

陸上セイコー・ゴールデングランプリ東京・男子100メートル

(5月5日 国立競技場)
 日本人初の9秒台こそならなかったものの、注目のスーパー高校生・桐生祥秀(17=洛南高3年)が向かい風1・2メートルの中、10秒40で3位に食い込んだ。

 ゴールした後、1位のロジャーズ(米国)と肩を組んだ。「海外の人と走るのは初めてなので。楽しく走れました」と初の国際大会をエンジョイした。

 この日のレースは「前半は自分の走りができたんで。後半はちょっとまだうまいこといかなかったんですけど。この舞台でこれだけ上位に入ることができたので、よかったです」と納得の様子。

 9秒台については「気持ちのどこかで9秒台を出そうというのはあったんですけど、本番が近づいていくいちに、タイムより順位を狙おうと思いました」と語り「(9秒台への)プレッシャーは思っているよりは全然なく。まだシーズンが始まったばかりなので、これから出せる可能性もあるので、頑張っていきます」と今後の偉業達成に意気込んだ。

 今年8月にはロシア・モスクワで世界陸上が行われる。「出場できるなら出場したいです。あこがれのボルト選手と走りたいです」と夢を描いた。

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2013年5月5日のニュース