サンダー１回戦突破！マーティン、古巣相手に２５得点

　ＮＢＡプレーオフは３日、東西両地区で４試合が行われ、ウエストブルック（２４）を故障で欠くサンダーは敵地ヒューストンでロケッツを下し、１回戦を突破した。ケビン・デュラント（２４）が２７得点を挙げれば、第５戦で３得点に終わったケビン・マーティン（３０）が２５得点を稼いでチームを引っ張った。グリズリーズもクリッパーズを撃破。昨季の１回戦では３勝４敗と敗れたが見事に雪辱を果たした。東地区ではニックスが１３年ぶりに１回戦を突破。ペイサーズも４勝２敗で地区準決勝に勝ち上がった。

　サンダーのマーティンは昨季まで在籍した古巣相手に前半だけで２１得点。セカンド・アタッカーとしての役割をきちんと果たした。第５戦では出だしから９本連続でシュートを外して沈黙。しかし第６戦では存在感を示し、デュラントも「彼は絶対に復調すると信じていた」と笑顔を見せた。ただし地区１位ながら準決勝の予想では５位グリズリーズが有利と出ている。今季は１勝２敗。ウエストブルック不在の中で、どこまで“善戦”できるかが注目されるところだ。

　≪フリースローの成功率で明暗≫サ軍はこの日フリースローを１６本すべて成功。一方、ロ軍は３１本中１１本をミス。この差が明暗を分けた。

　◆ＭＶＰ　ＡＰ通信は３日、ＮＢＡの今季のＭＶＰにヒートのレブロン・ジェームズ（２８）が選ばれたと報じた。ジェームズは今季２６・８得点、８・０リバウンド、７・３アシストをマーク。チームの２７連勝にも貢献し２季連続４度目の受賞となった。４度目の受賞は史上５人目。正式発表は５日で、初の満票による受賞かどうかが注目されている。