松山 2日目で単独首位!新人初2週連続Vへ前進

[ 2013年5月4日 06:00 ]

2番、バンカーから3打目を放つ松山英樹

男子ゴルフツアー 中日クラウンズ第2日

(5月3日 愛知県愛知郡東郷町 名古屋ゴルフ倶楽部和合コース=6545ヤード、パー70)
 怪物ルーキーが新人初の2戦連続優勝に前進した。10位から出た松山英樹(21=東北福祉大)は4バーディー、1ボギーでこの日のベストスコア67をマーク。通算1アンダーで単独首位に浮上した。アマチュア時代からプロトーナメントでは2日目から調子を上げているが、今大会も高いコースマネジメント力で好スコアを出した。68で回った片山晋呉(40=フリー)が通算イーブンパーで2位につけた。

 強いアゲンストの風が吹く18番パー4。フェアウエーを捉えた松山はPWでハーフスイングの素振りを繰り返した。初日は第2打が風に戻されグリーン脇のバンカーに入れてボギー。この日はボールを低く打ち出し2メートルのバーディーチャンスにつけた。パットはカップ手前で曲がりパーとなったが、67を叩き出して単独首位に浮上。ギャラリーの大歓声を浴び「2週連続優勝の挑戦権があるのは自分だけなので、目指して頑張りたい」と言葉に力を込めた。

 “2日目男”の本領発揮だ。11年の三井住友VISAマスターズで初優勝を飾って以降、国内ツアーは今大会で12試合目だが、うち10試合で2日目に順位を上げている。徐々にコースの特徴をつかみ攻略する戦略家は「ミスした場所が寄せやすく、その分スコアを落とさずに済んだ」とプラン通りに攻め、初日4つのボギーを1つに抑えた。

 2番パー5はグリーン左のバンカーから20ヤードを50センチに寄せてバーディー。前日は右のサブグリーンから寄せきれずボギーを叩いたが、逆サイドから攻めて攻略した。前日はボギーだった14番もほぼ同じ距離からピン横につけてバーディーにした。インではグリーンを外した3ホール全てバンカーに入れながらパーセーブ。ミスしてもリカバリーできたのは計算された戦略によるものだった。

 パットも向上した。昨年10月の日本オープンで手ほどきを受けた宮里藍(27)の父でコーチの優氏(66)も成長した松山の姿に目を細めた。当時はパッティングの際、フォロースルーに比べバックスイングが大きくなりインパクトで緩んでいたが「バランスが良くなった」と改善されたことを明かした。ストローク全体が引き締まり、確実にパーセーブできるパッティングになった。

 決勝ラウンドに向けては「攻めてもいいスコアが出るとは限らないので考えてプレーしたい」と慎重だ。だが、つるやオープンでも景気のいいコメントがないまま優勝したように、これが彼のペースだ。73年のツアー制施行後、新人プロ初となる2戦連続優勝の快挙は現実味を帯びてきた。

 ≪数字が示す安定感≫今大会の松山のサンドセーブ率は75%で全選手中3位。パーオン率は61.11%、フェアウエーキープ率は67.86%でいずれも1位。パーキープ率86.11%も1位で、ボギーを打たない安定したゴルフであることが証明されている。

 ≪予選通過ラインは10オーバー≫今大会の予選通過ラインが通算10オーバーになった。データが残る1985年以降、カットラインが2桁になるのは34度目。直近では優勝スコアが8オーバーだった昨年の日本オープン(13オーバー)がある。

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