NBA現役選手がゲイ告白…オバマ大統領、直電で支持表明

[ 2013年5月1日 06:00 ]

同性愛者であることを告白したコリンズ(右)

 NBAウィザーズの控えセンター、ジェイソン・コリンズ(34)が29日、スポーツイラストレーテッド誌の電子版で「自分は同性愛者」と告白。北米4大プロスポーツの現役選手がゲイであることを公表したのは史上初めてで、全米に衝撃が走る一日となった。

 コリンズはボストン・マラソンでの爆弾テロで3人が犠牲になった事件をきっかけに「もっと正直に生きよう」と告白を決意。ツイッターには「旅人の少ない道を選んでしまったが、一人で歩いているわけではない」と書き込み、オバマ大統領も「その勇気に感銘を受けた」と本人に電話で支持を表明した。

 NBAでは元マジックのジョン・アメイチ(42)が引退後にゲイであることを明らかにしたが、ネッツ時代の02年にファイナルに出場した経験を持つコリンズは、今季セルティクスとウィザーズで計38試合に出場した現役選手。ゲイに理解を示しているNBAのオーナーは現在、マーベリクスのマーク・キューバン氏(54)だけとあって、今後の対応を憂慮する声も出始めている。

 ◆ジェイソン・コリンズ 1978年12月2日、米カリフォルニア州ノースリッジ生まれの34歳。スタンフォード大から01年ドラフト全体18番目にロケッツに指名され、直後にネッツへトレード。NBAでは通算713試合に出場し平均3・6得点。双子の弟ジャロンも元NBA選手。2メートル13、116キロ。

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2013年5月1日のニュース