ジャンボ尾崎 スコア1つ落とすも暫定で首位守る

[ 2013年4月27日 06:00 ]

7番、セカンド地点へ向かう尾崎将司

男子ゴルフツアーつるやオープン第2日

(4月26日 兵庫県川西市、山の原ゴルフクラブ山の原コース=6793ヤード、パー71)
 ジャンボと松山が45歳差の首位並走だ!!日本レギュラーツアー初のエージシュート62を記録した尾崎将司(66=マックス・インターナショナル)が、強風に苦しみながらも、72の通算8アンダーで回り、故杉原輝雄に次ぐ、歴代2位の66歳の年長予選通過を果たした。怪物ルーキー・松山英樹(21=東北福祉大)も14番を終え通算8アンダーで首位に並んでいる。雷雲接近による日没サスペンデッドで55人が競技を持ち越した。

 ジャンボ劇場は2日目もにぎやかだった。エージシュートで注目を集め、この日は午前8時前のスタートから大勢のギャラリーが詰め掛けた。出だしの10番で5メートルを沈めバーディーを奪うと、小指を立てて帽子のひさしをつまむポーズ。4番で7メートルのバーディーパットを沈めた後は、沸き立つ観衆を両手でなだめて笑いを誘った。

 しかし「一日過ぎればゴルフも変わる。同じことをやれば最高だけどそうはいかない」。初日になかった強風にショット、パットとも安定感を欠いた。2位に3打差をつけてのスタートだったが「風の中では考えたくないのにいろいろ考えさせられる。初日のスコアで予選落ちしたらどうしようってな…」。すぐに「ウソだよ」と打ち消したが「でもな、そういうことも頭をよぎった」と正直に打ち明けた。

 前半を36で折り返すと最後の2ホールで連続ボギー。最終9番ではバーディーを狙った10メートルの下りのパットがカップの左にそれ、強い追い風に押されて3メートル近く流れてしまった。「まさかあんなにトロトロ行くとは。パットはいい感じで打てているが、ことごとく少しずれたね」と悔しがった。

 それでも、雷雲接近による日没サスペンデッドで36ホールを終えた選手の中では暫定ながら首位をキープ。06年の今大会で杉原輝雄が記録した68歳311日に次ぐ、66歳92日の年長2位の予選通過も果たした。

 スコアの順位ボードの首位には、4ホールを残す怪物ルーキーの松山の名前も並ぶ。出場28試合ぶりの決勝ラウンドへ向け「プロは活字にならないと何の意味もないからね。肝心なのは優勝争いをすること。してないところでゴルフをしても面白くない」。その目に見えているのは、02年ANAオープンでマークした自身の持つ年長V記録55歳241日の更新だけだ。

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2013年4月27日のニュース