隠岐の海が新小結 121年ぶり島根から新三役

[ 2013年4月25日 07:55 ]

笑顔で記者会見する新小結の隠岐の海

 日本相撲協会は25日、大相撲夏場所(5月12日初日・両国国技館)の新番付を発表し、先場所11勝した隠岐の海が新小結となり、西に就いた。島根県出身力士の新三役は1892年夏場所の谷ノ音以来で121年ぶり。

 横綱は春場所で24度目の優勝を全勝で果たした白鵬が2場所ぶりに東へ戻った。春場所で9勝6敗の日馬富士が西。

 大関は稀勢の里が3場所連続で東正位。春場所で途中休場した西の琴欧洲は6度目のかど番で、大関在位44場所は史上4位タイ。琴奨菊が東、鶴竜は西に座った。

 先場所10勝の豪栄道が7場所連続の関脇で東、3場所連続の把瑠都が西関脇で変動なし。東小結の栃煌山も3場所連続。

 新入幕は4人。元高校横綱で出身地を福岡県に変更した大喜鵬は日大出身で30人目の幕内力士となった。20歳の千代鳳は鹿児島県出身として戦後20人目、誉富士は近大出身では先場所の大岩戸に続いて7人目の新入幕。モンゴル出身の東龍は九州情報大から初の幕内昇進となった。旭秀鵬が8場所ぶりの再入幕。

 日大出身の希善龍と鹿児島県出身の千代皇が新十両で、北はり磨が3場所ぶり、千代嵐は9場所ぶりに関取に復活した。

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