松山 猛チャージ66!プロデビュー戦は10位に

[ 2013年4月22日 06:00 ]

松山英樹は最終9番でバーディーパットを沈めガッツポーズで締めくくる

男子ゴルフツアー東建ホームメイト・カップ最終日

(4月21日 三重県桑名市 東建多度カントリークラブ名古屋=7081ヤード、パー71)
 松山英樹(21=東北福祉大)が猛チャージをかけた。40位から出て、7バーディー、2ボギーで、この日のベストスコア66をマーク。通算2アンダーで10位に入った。08年の同大会でプロデビューし、5位だった同世代の石川遼(21=CASIO)を超える成績は残せなかったが、9番でのミラクルバーディーなど存在感は示した。

 こんな終わり方もありだろう。イン(10~18番)スタートの最終9番で1Wを右にふかした松山のボールはカート道で跳ねて400ヤード先の隣のホールのラフに飛び込んだ。一瞬ピンチかと思いきや、そこはグリーンが大きく見渡せる絶好の“裏道”だった。9Iで121ヤード先のピン横2メートルにつけるとリーダーズボードを確認。「入ればトップ10入りかも」。カップ中央からねじ込みバーディーでデビュー戦を締めた。

 因縁のホールで怪物は目覚めた。前日はOB2発の12番パー5でバーディーを奪った。「あれで流れをつかむことができた」と、そこから3連続バーディーで15番はパー。16番から再び3連続バーディーの快進撃で一気に上位に浮上した。

 早朝まで降った雨によりグリーンは軟らかくなり攻めやすくなった。最大瞬間15・1メートルの強風は低弾道のショットで攻略。アドレスの際には相撲の四股を踏むように腰を沈め、体が起き上がらないようにした。スタートから6ホール目の15番で前をプレーする組と1ホール開き、競技委員からスロープレー注意を受けた。それでも同組の選手がすぐにアドレスに入るのに対し、打順が回ってきてもクラブは握らずキャディーと相談。一切の妥協を見せなかった。最終日は60人中トップの66をマーク。前日夕暮れの中、3時間ボールを打ち込み流した汗も裏切らなかった。

 学生プロの初任給は314万6000円。前日の40位なら52万円だっただけに、自らの手で6倍増にこぎつけた。それでも使い道については「何もない」。両親へのプレゼントも「しません」と淡々と答えるだけ。人懐っこいキャラとは無縁の実力派ルーキー。11年のマスターズで日本人初のローアマを獲得した実績は本物だった。

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