塚田ツアー初優勝!43歳「諦めずによく頑張ってきた」

[ 2013年4月22日 06:00 ]

塚田好宣は初優勝を飾り笑顔でガッツポーズ

男子ゴルフツアー東建ホームメイト・カップ最終

(4月21日 三重県桑名市 東建多度カントリークラブ名古屋=7081ヤード、パー71)
 首位と1打差の2位から出た塚田好宣(43=フリー)が69で回り、通算9アンダーでツアー初優勝した。

 塚田は18番グリーンで両腕を高く突き上げ、勝利の余韻をかみしめた。「いろんなことが駆け巡り…。諦めずによく頑張ってきたと思います」

 1打差の2位で出た最終日は「勝つことだけを考えた」。1番で強い追い風を計算し、残り163ヤードの第2打をPWでピン右3・5メートルに付けバーディー。首位の上井をとらえると最大瞬間15・1メートルの強風にも動じなかった。東海大を中退し、佐藤信人らが出た米ニューメキシコ陸軍士官学校にゴルフ留学していた頃は「これぐらいビュービュー風が吹いていた」と振り返る。4番で単独首位に立つと最後は4打差をつけ逃げ切った。

 オーストラリアでプロ転向し、今年で20年目。日本でプロになったのは30歳のときだが、安定してシード権を獲得できず「心が安まる日がなかった」という。活躍の場を求めてアジアンツアーなどにも参戦。今大会前にはフィリピンの大会にも出場していた。

 昨季、初の賞金王に輝いた藤田寛之とは同い年。「43歳は枯れる年ではない」という苦労人は、役立つものは何でも貪欲に取り入れる。iPhoneのアプリを使い、パットのストロークをチェック。さらに、今季は弾道解析マシンをレンタルしてコースに持ち込み、練習ラウンドから飛距離、スピン量を把握している。「感覚に頼ってプレーするのではなく、しっかり自分でデータを持っていたかった」。レンタル料は3カ月で10万円。優勝賞金2600万円で取り返し「自分に投資はするものですね」とにんまりだ。

 「次はアジアで勝ちたい。機会があれば、欧州も米国も行きたい」。この1勝は新たな挑戦の始まりの一歩にすぎない。

 ◆塚田 好宣(つかだ・よしのぶ)1969年(昭44)8月24日生まれの43歳。千葉県出身。14歳でゴルフを始める。米ニューメキシコ陸軍士官学校卒業後に南東ルイジアナ大に進学するも中退。94年にオーストラリアに渡りプロ転向。アジアンツアーの参戦が長く、英語だけでなくタイ語も堪能。12年サン・クロレラの2位がこれまでのツアー最高成績。05、06、09、12年とシード選手としてプレー。家族は妻・陽子さん(38)。1メートル78、78キロ。 

 ≪日本選手歴代4番目の年長記録≫塚田の43歳7カ月28日でのツアー初Vは日本選手歴代4番目の年長記録。最年長は92年アコムインターナショナルで優勝した井上久雄の45歳3カ月16日。

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