全柔連不祥事の影響色濃く…会場からスポンサー名消えた

[ 2013年4月22日 06:00 ]

スポンサー企業の看板が減った全日本女子柔道選手権の会場

柔道第28回全日本女子選手権

(4月21日 横浜文化体育館)
 全日本柔道連盟(全柔連)の一連の不祥事が発覚して以降、初めての国内ビッグタイトルは、会場内からスポンサー企業名が姿を消し、応援旗から企業名を隠すものまで現れるなど、影響の大きさが表れた。

 全柔連の上村春樹会長の開会あいさつに、会場内は異様な雰囲気に包まれた。「今、柔道界は困難な状況です。柔道界が一体となって改善に向かっているところであります」。女子選手によるハラスメントの告発に始まり、助成金不正受給疑惑も発覚した流れは、伝統の大会にも影響を及ぼさないはずがなかった。

 大会協賛社を示す試合場脇の広告からは「三井住友海上」の名前が消え、同社柔道部の応援旗も企業名を隠して掲示された。同社の関係者は今後について検討中としながら「今なぜ柔道をサポートするのか、というお客さまの声があるのも事実」と話し、テレビ中継にも配慮したことを明かした。また、サプライヤー契約を結ぶ数社は、パンフレットへの広告掲載の権利があるにもかかわらず、掲載を拒否した。

 全柔連最大スポンサーとなるオフィシャルパートナーの東建コーポレーションも契約延長しておらず、例年「私たちは柔道を応援しています」と掲示されるバナー広告もなし。大会予算は前年を踏襲して組まれており、今後への影響は未知数だ。上村会長は「(スポンサーが)寂しくならないように頑張るだけ」と話したが、社会の視線は冷ややかだった。

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