日本、3連敗でフェド杯2部降格 森田「申し訳ない」

[ 2013年4月21日 23:54 ]

<日本・スペイン>シングルスのカルラ・スアレスナバロに敗れた森田あゆみ

 女子テニスの国別対抗戦フェド杯ワールドグループ(WG)1部入れ替え戦、日本―スペイン最終日は21日、バルセロナで行われ、20日のシングルスで2敗を喫した日本はシングルスで世界ランキング43位の森田あゆみ(キヤノン)が23位のカルラ・スアレスナバロに3―6、5―7で敗れ、3連敗で来季のWG2部降格が決まった。

 日本は2月のWG1部1回戦でロシアに2勝3敗で敗れ、スペインとの入れ替え戦に回った。

 降格決定後に行われたダブルスでは土居美咲(ミキハウス)青山修子(近藤乳業)組が4―6、5―7でルルド・ドミンゲスリノ、アナベル・メディナガリゲス組に敗れた。

 敵地のクレーコートに苦しんだ日本は、森田が敗れて降格が決まった。シングルスで2連敗となったエースは「相手のスピンの利いた高いボールや変化ボールは、ハードコートにはない独特のものだった」と嘆いた。第2セットは粘ったが押し切られ、今大会で1セットも奪えなかった。

 クルム伊達(エステティックTBC)が代表を外れ、チームを引っ張る重責を担った。「(シングルスで)2勝することが目標だったので、チームに申し訳ない」と悔しさをにじませた。

 ▼村上武資監督の話 残留をかけた試合がクレーコートという一番タフな試合になった。選手たちはベストを尽くしてくれた。(共同)

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2013年4月21日のニュース