藤田涙…引退レースで途中棄権「最後はゴールしたかった」

[ 2013年4月21日 17:24 ]

長野マラソン

(4月21日 長野運動公園~南長野運動公園)
 36歳の藤田は左ふくらはぎのけいれんで30キロすぎに無念の途中棄権となった。「競技生活の最後はゴールしたかったが走りきる力がないことを実感した。ここまでやれて満足」と大粒の涙を流した。

 福島・清陵情報高から駒大進学後に頭角を現した。富士通入社後の2000年には福岡国際で当時の日本記録となる2時間6分51秒をマーク。近年は目立った成績を残せず「感覚と走りが一致しなくなった」と引退を決断したという。

 今後は富士通のコーチとなり、柏原竜二ら後進の指導に当たる。「いい素材の選手がたくさんいるので、一人一人に対して、情熱を持って教えたい」と新たな目標を見据えた。

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2013年4月21日のニュース