遼 水切りショットに絶妙パット!技がさえて3打差7位

[ 2013年4月20日 06:00 ]

第1ラウンド、3アンダーで7位の石川遼

USPGAツアー ヘリテージ第1日

(4月18日 米サウスカロライナ州ヒルトンヘッドアイランド ハーバータウン・リンクス=7101ヤード、パー71)
 石川遼(21=CASIO)は68で回り、首位と3打差の7位と好発進した。パットが好調で5バーディー(2ボギー)を奪った。15番パー5では水切りショットでピンチを切り抜けるなど、小技もさえた。ブライアン・デービス(英国)が65で単独トップに立った。

 インから出て15番でピンチが訪れた。右の林からの第2打はグリーン左の池方向へ。ぎりぎり手前に残ったが、ボールはベアグラウンドの砂に沈み、左足下がりの最悪のライ。ボールを上げづらい状況で石川が選んだのが水切りショットだった。「難しかった」という一打は水面で跳ねて向こう岸へ。アプローチを寄せきれずボギーとしたが、被害を最小限にとどめリズムをつかんだ。

 16番で7メートル強をパターで沈めると、17番では約6メートルのパットを決めて連続バーディーと息を吹き返した。パットがさえて合計5バーディー。長い距離を放り込んだパットには「ラッキーとかまぐれではない」と手応えがある。前週のマスターズ最終日に68を出し「今年一番いい内容だった。つなげていきたいと思った」という。狙い通り、同じ68で回り好調をアピールした。

 これまで2日目に崩れることが多かったが「上を見ていく。優勝ラインを11、12アンダーぐらいに考えて3日間集中していく」と視線を上げた。

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2013年4月20日のニュース