福見引退 一般男性と結婚は「近いうちに」 ロシア指導にも意欲

[ 2013年4月16日 06:00 ]

現役引退を表明する柔道女子の福見

 柔道のロンドン五輪女子48キロ級代表の福見友子(27=了徳寺学園職)がロシア代表の強化に乗り出す。

 15日、千葉県浦安市の了徳寺大学で現役引退を発表。昨年の五輪前にはほぼ決意していたといい「柔道を始めた8歳から夢に抱いてきた五輪の舞台に立つことができて、幸せな柔道人生だった」とすっきりとした表情で語った。長年交際している一般男性の存在も明かし、結婚について「近いうちにできればいいかな」と照れ笑い。一方で指導者としての活動にも意欲十分だ。今後は了徳寺学園や母校・筑波大のコーチを務めるほか、ロシアからも異例のオファーが届いた。

 ロシアは80年モスクワ五輪金メダルのイタリア人、ガンバ監督の下で強化を進めており、男子はロンドン五輪で3階級を制覇した。来年は自国開催の世界選手権も控え、女子の強化にも本腰を入れる。ガンバ監督からのオファーを受けた福見は、3月の合宿に特別コーチとして参加。選手から質問攻めにされ、ロシア勢の熱意を感じ取ったという。今後も単発で合宿などに参加し、指導を進める。「日本の柔道を少しでも彼女たちに教えたい。ロシア語も少しは覚えないと」と異国での指導に意欲を見せた。

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2013年4月16日のニュース