真央引退示唆に関係者「初めて知った」と驚きや励まし

[ 2013年4月13日 23:03 ]

女子フリーで演技する浅田真央

 老若男女に愛されるフィギュアスケート界のアイドル、浅田真央選手(22)=中京大=が13日、ソチ冬季五輪シーズンの来季での引退を示唆し、スケート界の関係者からは驚きや励ましの声が相次いだ。

 夫の佐藤信夫コーチ(71)と指導して3シーズン目の佐藤久美子コーチ(67)は「初めて知った。本人からは聞いていなかった」と目を丸くし「スケートが好きだから(選手をやめても)スケートはやめないでしょう」とアイスショーや指導者での活躍を展望した。

 浅田選手を世界のトップに育てたグランプリ東海クラブの山田満知子コーチ(69)は国際スケート連盟の年齢制限で出場資格がなかった7年前のトリノ五輪を思い出し「技術があったのに出られず、その後も本当に頑張ってきた。引退でも続行でも真央らしい決断」とおもんぱかった。

 夏冬合計7度五輪に出場した日本スケート連盟の橋本聖子会長(48)は「みんな命がけ。ソチ五輪にかける強い思いの表れ。全力を出し切ってほしい」と激励し、引退を翻意した過去の選手を例に「またやりたくなるかもしれない。五輪とはそういう舞台」と話した。

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2013年4月13日のニュース