ＪＳＣ、柔道指導者への助成金を停止　他競技も調査へ

　下村博文文部科学相は２６日の会見で、全柔連の理事が日本スポーツ振興センター（ＪＳＣ）からの助成金を不正に受け取っていた問題で「ほかの競技団体でも（受給が）適正に行われているか調べる必要がある」と述べ、ＪＳＣによる他団体への調査が必要との認識を示した。

　また、ＪＳＣの藤原誠理事は、全柔連に対し、第三者委員会の調査結果が出るまで１３年度の指導者への助成金を停止する考えを示した。ＪＯＣが助成指導者を推薦する現行方式について、藤原理事は「よく検討の上、必要に応じて見直す。（チェックが）機能しているのかという点もある」と指摘した。