遼くん急降下57位…ギリギリ予選通過「こういう日もある」

[ 2013年3月24日 06:00 ]

57位で予選を通過した石川

USPGAツアー アーノルド・パーマー招待第2日

(3月22日 米フロリダ州オーランド ベイヒル・クラブ&ロッジ=7381ヤード、パー72)
 5位から出た石川遼(21=フリー)は好調だった前日から一転、パットが決まらず、77と大崩れ。終盤に粘って、通算2オーバーで首位と11打差の57位に踏みとどまり、何とか今季3度目の予選通過を果たした。ビル・ハース(米国)が66をマークし、70のジャスティン・ローズ(英国)と並び通算9アンダーで首位に立った。

 石川がまた2日目に崩れた。今季自己最高の5位スタートも、この日は2バーディー、5ボギー、1ダブルボギーと乱れて予選落ちがすぐそこの57位まで急降下だ。

 前日好調だったパットが決まらない。1番は2・5メートルから、8番では80センチから3パット。険しく変わる表情とともにスコアも崩れていった。だが、プレー後は悔しさを表に出すことなく「こういう日もある」と振り返り、3度目の予選突破に「もう1回リセットしてアンダーパーに戻して上位でフィニッシュして終わりたい」と巻き返しを宣言した。

 好不調の波が出る“日替わりゴルフ”は今季の石川を象徴している。第2日に77を叩き111位で予選落ちした前週のタンパベイ選手権はイーブンパーの26位スタート。今季2戦目のファーマーズ・インシュランス・オープンも20位から出て第2日に7つスコアを落として予選落ちした。

 今大会第1日のようにショットとパットがかみ合えば上位に食い込む力はある。苦戦続きの21歳だが今季はまだスタートしたばかり。4日間、安定したプレーを目指すには経験を積んでいくしかない。

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2013年3月24日のニュース