真央 3回転半「必ず」 国別対抗戦へ“楽しみ3連発”

[ 2013年3月21日 06:00 ]

フォトセッションでドヤ顔でガッツポーズする浅田(中央)。左は鈴木、右は高橋

 4月11日開幕のフィギュアスケート世界国別対抗戦(東京・国立代々木競技場)の日本代表が20日、発表され、浅田真央(22=中京大)らが都内で会見した。

 浅田は、銅メダルを獲得した世界選手権ではショートプログラム(SP)、フリーともにトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)は認定されたものの完璧な成功ではなかった。出来栄え評価で減点があっただけに、「必ずトリプルアクセルを入れたい。入れないと来季につながらない。跳んで最高の演技をしたい」と力を込めた。

 今季最終戦となる世界国別対抗戦は09年以来、4年ぶりの出場。4年前はトリプルアクセルを決めて自身初の200点超えとなる201・87点をマークし、珍しくガッツポーズも見せた。今大会と試合形式は違うものの、14年ソチ五輪では団体戦が採用される。「ソチでは団体戦もあるし、その練習にもなる」と話した浅田は、「今回の試合を楽しみにしていて、ホントに楽しみなので、楽しみです!」と“楽しみ3連発”で気合十分。今大会の日本はペアが不出場のため優勝争いは厳しいが、浅田が全力で日本をけん引する。

 ▽世界国別対抗戦 日本、カナダ、米国、ロシア、フランス、中国が出場。各国男女各2人、ペア1組、アイスダンス1組が演技(日本はペアはなし)し、各種目の優勝者に12点、2位に11点、3位に10点、男女の最下位に1点、ペア・アイスダンスは7点が与えられ、得点合計で争う。大会が創設された09年は日本は銅メダル、11年は東日本大震災の影響で中止となり、12年は日本が優勝した。

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2013年3月21日のニュース