１場所で新十両ならず　遠藤「これで人生終わったわけじゃないですから」

　日大から幕下１０枚目格付け出しデビューの遠藤（追手風部屋）は、全勝なら所要１場所で十両昇進という史上初の快挙が懸かっていたが、３番相撲であっけなく絶たれた。

　祥鳳（春日山部屋）の立ち合いの左変化に対応しきれず、突き落とされて初黒星。「予想はしていたけど、それにかかった自分が悪い」とさばさばした表情だった。

　アマチュア時代、トーナメント戦で負けたときは相当落ち込んだというが「気持ちの切り替えが大事」と淡々と話し「これで人生終わったわけじゃないですから」と笑い飛ばした。

　ホープに黒星をつけた祥鳳は弓取り力士。「思いっきりやろうと思っただけ」と３連勝にも謙虚だった。