双大竜の母、被災地から声援 「逃げずに諦めない子」

[ 2013年3月11日 06:00 ]

双大竜が大道(右)を喉輪で攻める

大相撲春場所初日

(3月10日 ボディメーカーコロシアム)
 被災地出身初の幕内力士となった双大竜の母・成子さんは震災当時の息子の様子について「“何をしたらいいのか”とずいぶん悩んでいたけど、自分には相撲しかないと言っていた。体が小さくても前に出る相撲は“逃げずに諦めない”という息子の人生そのものですから」と述懐する。

 今年1月、住んでいる家の除染作業が行われたが「はがした土、除染したゴミを置く場所がない」という。自身も畑で野菜を作っているだけに「見えないものが相手というのはね…」と風評被害にも苦しむ胸の内を明かした。

 そんな中で成子さんを勇気づけているのは、やはり息子だ。東農大4年時の5月に双大竜は腹膜炎を患い、小腸を50センチ、大腸を5センチ切り取るという大手術を敢行。それでも、その年末に帰省した際、息子は「人生一度きりだから挑戦させてもらう」と宣言し、さらに「やりたいことがあったら今のうちにやった方がいい」と母に助言をした。その言葉通り、成子さんは息子が入門を決めた時と同じくして習字教室に通い始めた。「双大竜が相撲をやめるまで、私もやめられない」。被災地に住む母にとっても双大竜が希望の光となっている。

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