愛 IOC評価委と予定外のピンポン外交「100点です」

[ 2013年3月6日 06:00 ]

卓球交流!パトリック・バウマンIOC評価委員(左)とラリーをした福原(右)は握手する

IOC評価委員現地調査

 愛のラリーでハートをつかんだ。IOCの評価委員会メンバーが訪れた東京体育館で、ロンドン五輪卓球女子団体銀メダルの福原愛(24=ANA)が“ピンポン外交”に成功だ。

 評価委員会は当初、施設を見学するだけだったが、会場でプレゼン役を務めた日本卓球協会の木村副会長がパトリック・バウマン氏に声をかけて“予定外”のラリーが実現。福原は「楽しいところをアピールできたかな。(バウマン氏は)“卓球するのは初めてなんで、凄く難しいね”とおっしゃってました」と振り返った。

 福原はこれまで、一卓球選手という枠を超えて大役を担ってきた。08年5月には来日中だった中国の胡錦濤国家主席(当時)と卓球で対決し、10年上海万博では日本親善大使を務めた。卓球協会関係者も「場慣れしていますね」と高評価した。

 自身の20年五輪については「現役でいられるか分からないけど、何らかの形で携われればいいな」と話すにとどめたが、夢を現実に変えるため全力は尽くした。「納得いくプレーもできたし、100点です」と満面の笑みを浮かべた。

続きを表示

2013年3月6日のニュース