松山 2位で全英初切符!日本人アマでは3人目の快挙

[ 2013年3月2日 06:00 ]

全英オープン選手権のアジア予選最終日、通算9アンダーで出場権を獲得した松山

 全英オープンのアジア最終予選は1日、タイ・アマタスプリングCC(パー72)で最終日が行われ、首位から出たアマチュアの松山英樹(21=東北福祉大3年)は8バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの69で回り通算9アンダー、135の2位で出場権を獲得した。3度目の挑戦で初出場。65を出した丸山大輔(41=アイテック)も通算8アンダーで、呉阿順(ゴア・ジュン)(27=中国)とともに3位に入り予選を突破した。13アンダーで首位のキラデク・アフィバーンラト(23=タイ)を含む4人が7月の本大会に出場する。

 悪夢を払しょくした先に全英切符は待っていた。松山は16番でボギー、17番でダブルボギーを叩いた。この時点で通算8アンダーとなり、2位タイ。出場権を逃す5位とは2打差に詰まった。当然、頭に浮かんだのは昨年の場面だ。首位を走りながら残り3ホールで6打を落とす大失速。しかも、最終18番ではトリプルボギーを叩いている。

 「16、17番の後は落ち着くように自分に言い聞かせた」。今大会では同じミスはしなかった。左に池が配置されるパー4で1打目をフェアウエーに運ぶと、2打目はピンまで5センチに近づくスーパーショットでバーディー締め。単独2位での通過を果たし「自分をコントロールできた。全英の出場権を得ることができて本当にうれしい」と声を弾ませた。

 日本人アマチュアとしての全英オープン切符獲得は78年の倉本昌弘、90年の倉本泰信に次ぐ3人目。今月下旬にもプロ転向する見込みだが、プロに転向しても本大会出場に支障はない。メジャー舞台は3度目。「(11、12年に出場した)マスターズで多くの経験をして成長した。全英でもっと良くなると思う」と7月の大舞台を見据えた。

続きを表示

2013年3月2日のニュース