告発の選手側から聞き取り難航 柔道パワハラ問題第三者委員会

[ 2013年3月2日 06:00 ]

 全日本柔道連盟(全柔連)の暴力・パワハラ問題に関する第三者委員会の2回目の会合が1日、東京都文京区の講道館で行われた。

 同委員会は2月19日の初会合以降、全柔連の上村春樹会長ら関係者10人以上の聴取を終了したが、告発した15選手には話が聞けていない状態。前検事総長の笠間治雄委員長は、選手側代理人の辻口信良弁護士への申し入れは拒否されたことを明らかにし「それで調査を終えるというわけにはいかない。何らかの手段で選手側の意見を聞きたい」と要望の聞き取りなどに最大限の努力をすることを明言。精神科医の香山リカ委員は「選手が相談していた人や、できるだけ近い立場の人に話を聞きたい」とし、告発した15選手以外にも聴取する可能性があることを明かした。同委員会は8日に最後の会合を行い、18日に行われる全柔連の理事会に答申をする予定。

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2013年3月2日のニュース