IOC評価委、リーディー委員長が来日 東京を現地調査

[ 2013年3月1日 11:11 ]

成田空港に到着し、小学生の歓迎を受けるIOC評価委員会のクレイグ・リーディー委員長(左から2人目)。左端は竹田恒和・五輪招致委理事長

 2020年夏季五輪招致都市の開催計画を分析、評価する国際オリンピック委員会(IOC)評価委員会のクレイグ・リーディー委員長(英国)が1日、東京の現地調査のために来日した。

 成田空港の到着ロビーでは地元の小学生が招致のロゴ入りの小旗を振って歓迎し、リーディー委員長は笑顔で手を振って応えた。到着ゲートで出迎えた招致委員会の竹田恒和理事長は「スムーズにいったので良かった。委員長が日本に到着し、いよいよ始まったなという気持ち」と話した。

 東京都内のホテルでは東京都の猪瀬直樹知事が夫妻で迎え、笑顔で歓談する場面もあった。猪瀬知事は「ロンドン五輪は素晴らしい成功だったと伝えた。成熟都市ならではのおもてなしで東京をアピールしたい」と意欲を示した。

 評価委は4日から7日まで調査を実施。会議形式で招致委の説明を受けるほか、競技会場や予定地を視察し、東京がIOCに提出した「立候補ファイル」に記載された開催計画を吟味する。

 現地調査は東京が最初で、評価委は3月中にマドリード、イスタンブールの順で訪問。開催都市を決める9月のIOC総会の投票で資料になる「評価報告書」をまとめる。

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