サントリー今季負けなしでV!2年連続2冠だ3連覇だ

[ 2013年2月25日 06:00 ]

<サントリー・神戸製鋼>日本選手権V3を達成し優勝トロフィーを手に歓喜する真壁主将(前列左)らサントリーフィフティーン。(前列左から2人目)拍手を送る森ラグビー協会会長

第50回日本選手権決勝 サントリー36―20神戸製鋼

(2月24日 国立)
 サントリーが神戸製鋼を36―20で下し、3年連続6度目の優勝を飾った。3連覇は史上5チーム目。史上初のトップリーグ全勝優勝に続き、今季は17戦全勝で2年連続2冠を達成した。昨季まで指揮した日本代表のエディー・ジョーンズ監督(53)から「アグレッシブ・アタッキング・ラグビー」を引き継いだ大久保直弥監督(37)は就任1年目で偉業を成し遂げた。

 王者は少ないチャンスを逃さなかった。開始1分。タックルで相手ボールを奪うと、左に展開してWTB小野沢が突破。ラックから右に大きく展開して、WTB村田が1対1を振り切り先制のノーホイッスルトライ。16分にも素早いリスタートからWTB小野沢が左サイドを突破してトライを決めた。前半、ボールを支配していたのは神戸製鋼。だが、スコアではサントリーが圧倒した。

 勝利を決定づけたのは後半4分だった。シンビン(反則)で1人退場者が出る苦しい時間帯に、SO小野のキックパスをCTB平がインゴールで押さえた。勝負どころを押さえた王者のラグビーを存分に発揮。表彰式後、だるまに2つ目の目を入れた大久保監督は「悪い流れの中で、一発のチャンスをスコアにつなげた。(終盤3トライされた)内容はともかく、クラブの力が結集した優勝だと思う」と喜んだ。

 今季のテーマは「ハングリー」だった。エディー・ジョーンズ監督の後を引き継いだ大久保監督は2冠した昨季に満足せず「昨季のチームを超える」ことを目標にした。80分間アタックを続けるための厳しい持久力トレーニング、陸上元五輪代表の杉本龍勇法大教授によるスピード練習などに加え、今季はW杯覇者の南アフリカやイングランドが行っていたビジョン(視覚)トレーニングも本格導入した。週3回、練習前後に15分間パソコンに向かって、眼球運動や空間認識を高める練習は「ボールのキャッチに役立ったのではないか」(村田)という。小さな努力の積み重ねが、少ないチャンスをものにする精度の高いプレーにつながった。

 昨季1敗したチームは今季無敗。大久保監督は「個々の力は昨年をはるかに超えたと言い切れる」と胸を張った。右足の負傷を押して強行出場した真壁主将は「満腹感はないです。最後にトライを取られた。でも、きょうだけは勝った喜びに浸りたい」と言って笑った。ハングリーであり続ける限り、サントリーの時代は続く。

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