弁護側、ピストリウス容疑者の保釈をあらためて要求

[ 2013年2月21日 23:58 ]

 恋人の女性(29)を射殺した疑いで訴追された南アフリカの両脚義足の五輪ランナー、オスカー・ピストリウス容疑者(26)の保釈の可否をめぐる審理が21日、首都プレトリアの裁判所で再開された。弁護側は、同容疑者に殺意があった証拠を検察は示していないと強調、保釈をあらためて求めた。南ア通信が伝えた。

 現地からの報道によると、審理は22日も開かれる。

 南ア警察当局者は20日の審理で、事件前に容疑者宅から争うような声を聞いた人物がいるなどと指摘。ただこの人物は容疑者宅から離れた場所にいたことが判明し、計画的殺人との検察側の主張には複数の矛盾点が指摘されている。

 弁護側は、女性を強盗と間違えた誤射だったと主張している。

 一方、南ア警察は21日、20日の審理で証言した警察当局者に代わる新たな捜査担当者を指名したと発表した。20日に証言した当局者は別の事件で殺人未遂容疑に問われていることが判明した。(共同)

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