レスリング救え!プーチン大統領 ロゲ会長に直談判へ

[ 2013年2月21日 06:00 ]

 ついに大統領が出馬する。レスリングが20年夏季五輪の競技から除外の危機にある問題で、ロシア紙イズベスチヤは20日までに、ウラジーミル・プーチン大統領(60)が国際オリンピック委員会(IOC)のジャック・ロゲ会長(70)と5月に会談し、レスリングを五輪競技に残すよう直接要請すると報じた。また、男子の国別団体戦W杯が開催中のイランでは、参加国による会合が行われることが判明した。

 20年夏季五輪の実施競技の候補を絞り込むIOC理事会は5月29~31日にロシアのサンクトペテルブルクで行われる。プーチン大統領とロゲ会長の会談はその際に実現する見通しという。ペスコフ大統領報道官はイズベスチヤ紙に「IOCの活動に直接介入はしないが、五輪発祥時からの競技を除外するのは、ややおかしい」と述べた。

 レスリングはソ連時代からロシアの得意種目で除外に反対論が噴出。お家芸の危機に国のトップが動く。米国でもオバマ大統領にサポートを求める動きがあり、日本協会の福田会長も安倍首相に支援を要請する意向を明らかにしている。

 また、17日までタイで開かれた国際レスリング連盟(FILA)理事会に出席した福田富昭・日本協会会長(71)はこの日、都内で会見。パキスタンのシャヒド・アリ・カーン氏、韓国の李健熙氏らレスリング出身のIOC委員をFILAの特別理事に迎えるプランを明かした。15人のIOC理事にはレスリング関係者がいないため、理事会にパイプを持つIOC委員を取り込み影響力を確保する考えだ。

 一方、男子W杯が開かれているイラン・テヘランで20日夜、参加国の選手団関係者が、五輪存続を目指して協力することを確認する会合を開くことが分かった。日本選手団の田南部力監督は、存続に向けた「決起集会」になると話している。

 会合はW杯主催国イランが呼び掛け、日本、ロシア、米国など参加国13カ国全てに出席を要請。核開発疑惑などをめぐりイランと対立する米国も参加する意向だ。除外回避のための策を話し合う予定で、日本からは田南部監督と井上謙二コーチが会合に出席する。五輪存続に向けた動きは急速な広がりを見せている。

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