スラムダンクVはラプターズ新人ロス 子供越えに股通し

[ 2013年2月18日 06:00 ]

スラムダンク・コンテストで優勝したラプターズのロス

 NBAはオールスター・ウイークエンド(ヒューストン)の2日目となった16日に恒例のスラムダンク・コンテストが行われ、ラプターズの新人、テレンス・ロス(22)が決勝で昨季の覇者ジェレミー・エバンス(25=ジャズ)を退けて優勝。ラ軍の選手としては00年のビンス・カーター(36=現マーベリクス)以来のタイトル奪取となった。3点シュート・コンテストでは昨季の新人王、カイリー・アービング(20=キャバリアーズ)が優勝。パスやドリブルの技術を争うスキルズ・チャレンジは、今季新人王の最有力候補、ダミアン・リラード(22=トレイルブレイザーズ)が制した。

 ロスはチームの先輩でダンクのスペシャリストでもあるカーターのユニホームを着て決勝の試技に挑戦。ツイッター社の最高経営責任者、ディック・コストロ氏を父に持つマイケルくんを跳び越えたあと、両足の間にボールを通してダンクに持ち込んで優勝を決めた。「跳び超えることは伝えていたけど、足の間にボールを通すとは言っていなかった。彼がちょっと緊張していたから」とマイケルくんには内緒だった離れ業。ドラフト全体8番目で指名された新人は、晴れの舞台で輝いていた。

 ◆テレンス・ロス 1991年2月5日、オレゴン州生まれの22歳。ワシンントン大出身。1メートル98、88キロのシューティング・ガード。年俸256万ドル(約2億4000万円)。今季平均6・4得点。

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