上原が堂々米デビュー 本格参戦いきなり3差4位発進

[ 2013年2月15日 06:00 ]

USLPGAツアー ISPSハンダ女子オーストラリア・オープン第1日

(2月14日 オーストラリア・キャンベラ ロイヤル・キャンベラGC=6679ヤード、パー73)
 米女子ツアーの今季開幕戦の第1ラウンドが行われ、上原彩子(29=モスフードサービス)が8バーディー、1ボギーの66、7アンダーで4位につけた。昨年の米ツアー最終予選会で3位に入り、今季から本格参戦した上原が好発進した。15歳のアマチュア、リディア・コ(ニュージーランド)が63をマークし、10アンダーで首位。宮里藍、宮里美香らは21日開幕の次戦ホンダLPGA(タイ)から参戦する。

 29歳の上原が、米ツアー本格参戦初戦の初日から、堂々たるプレーを見せた。後半にボギーなしの5バーディーと大きく伸ばし「いいスタートを切ることができました」と、自信と手応えをつかんだ。

 3番のボギー以外は全く崩れなかった。前半を2アンダーで折り返し、10番、11番で連続バーディー。「流れを切らせたくなかった」と13、14番では約2メートルと微妙な長さのパーパットを沈めて耐えた。15番パー5で第3打をピン横につけて6個目のバーディーを奪うと、16番でも約3メートルを沈めてバーディー。最終ホールもバーディーを奪い、最後まで集中力が切れることはなかった。

 沖縄出身の女子選手では宮里藍、宮里美、諸見里しのぶが米ツアーに挑戦し、実績を残してきた。実力十分の上原も30歳を前に「最後の挑戦」と昨年12月に米ツアー最終予選会を通過した。「海外の雰囲気が好きだし合っている。いろんなコースでできるので、ワクワクする」と気持ちを高ぶらせ、世界最高峰の舞台で戦う。

 この日は緊張のラウンドだったが好ショットを連発。それでも「(5ホールある)パー5でうまくチャンスをつくれなかった。去年と同じミスをしている場面があった」と冷静に分析した。国内ツアーを10年間戦ってきた中堅が地に足をつけて、第2ラウンドに臨む。

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2013年2月15日のニュース