アマ横綱遠藤がプロ入り「輪島先輩が目標」

[ 2013年2月14日 16:51 ]

 昨年の全日本相撲選手権覇者で日大4年の遠藤聖大(22)が14日、東京都内で記者会見し、大相撲の追手風部屋入門を表明した。幕下10枚目格付け出し資格があり、春場所(3月10日初日・ボディメーカーコロシアム)デビューの予定。「突っ張って組む鶴竜関のような相撲を取りたい。同じ石川出身で日大から唯一横綱になった輪島先輩が目標です」と話した。

 183センチ、145キロの遠藤は石川・金沢学院東高から日大へ進学。突き、押しや左四つを武器に個人タイトルを11個獲得、昨年は国体成年個人も制した。多くの関取を輩出した日大の田中英寿監督は「最近の子どもは甘さがあるが、遠藤にはプロでも対応できる根性がついた」と精神面を褒めた。

 春場所で7戦全勝ならば、1場所で新十両という史上初の快挙の期待が高まる。遠藤は「じっくりと体をつくって、一つ一つ階段を上がりたい」と慎重だが、同郷で日大の先輩でもある追手風親方(元幕内大翔山)は「せっかくのチャンスなので、挑戦してほしい」と期待を込めた。

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2013年2月14日のニュース