中部電力V3へ白星発進 藤沢会心の一投でチーム青森撃破

[ 2013年2月13日 06:00 ]

カーリング日本選手権第1日

(2月12日 札幌市どうぎんカーリングスタジアム)
 来年のソチ冬季五輪につながる世界選手権の代表選考会を兼ねた大会が開幕。女子で3連覇を狙う中部電力は1次リーグ初戦でチーム青森を8―5で下し、白星スタートを切った。北海道銀行やロコ・ソラーレ北見も順当に初戦を突破した。男子は4連覇を狙うチーム北見やSC軽井沢クの強豪も勝った。男女とも8チームによる総当たりの1次リーグを行い、上位4チームによるプレーオフで勝者を決める。

 中部電力はチーム青森を終盤に突き放し、3連覇へ好発進した。スキップの藤沢は「内容は良くないところもあったが、初戦に勝ててホッとしている」と喜んだ。5―5に追い付かれた直後の第9エンドで、藤沢の最後のショットが勝負を決めた。手前に位置した2個のストーンを利用して味方のストーンを内側にずらし、2点を勝ち越し。藤沢は「悩んだ中では確率の高いショットを選んだ。次につながるものだった」と会心の一投にうなずいた。藤沢は「この大会はソチ五輪への一歩」と1年後の大舞台を見据えた。

 ◆9月に代表決定戦 日本カーリング協会は今年のパシフィック・アジア選手権の出場チームを9月の日本代表決定戦(開催地未定)で決めると発表した。男女各4チームによる決定戦で代表となったチームは、12月に開催予定のソチ冬季五輪最終予選にも出場。五輪出場が決まれば、そのまま代表となる。

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2013年2月13日のニュース