国際野球連盟会長も「本当か?近代五種じゃないのか」

[ 2013年2月13日 00:21 ]

レスリング 五輪「中核競技」から除外

 国際オリンピック委員会(IOC)の12日の理事会で、伝統競技のレスリングが2020年五輪の「中核競技」から外れた。関係者の間では近代五種が外れる可能性が高いとみられていただけに、会場となったスイス・ローザンヌ市内のホテルでは衝撃的なニュースに「驚きだ」との声が上がった。

 「本当か?近代五種じゃないのか」。ソフトボールとともに五輪復帰を目指す国際野球連盟のフラッカリ会長は目を丸くした。野球復帰に有利になるかどうかには「特に状況は変わらない」と言いながら、状況を把握しかねている様子だった。

 理事会メンバーの無記名投票で決まり、明確な理由は不明だ。記者会見したIOCのアダムス広報部長も「長いプロセスの結果で決まった。白黒はっきりとはいかない」と歯切れが悪かった。

 報道陣に囲まれたIOCのバッハ副会長は「将来に向けて五輪を改革していくことが共通の理解」としながらも「無記名で投票が行われた。人によって考え方が違うから何度も投票した」と理由を説明できなかった。(共同)

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2013年2月13日のニュース